2015年8月12日水曜日

Kawasaki VN2000で行く北海道キャンプツーリング2014(第4日目)



順調に書き進めてる!今回は北海道キャンプツーリング2014の第4日目!

Kawasaki VN2000で行く北海道キャンプツーリング2014(第0.1日目)
Kawasaki VN2000で行く北海道キャンプツーリング2014(第0.98日目)
Kawasaki VN2000で行く北海道キャンプツーリング2014(第0.99日目)
Kawasaki VN2000で行く北海道キャンプツーリング2014(第1日目)
Kawasaki VN2000で行く北海道キャンプツーリング2014(第2日目)
Kawasaki VN2000で行く北海道キャンプツーリング2014(第3日目)

2014年9月15日の話。

上富良野日の出公園オートキャンプ、この日は曇り空だから朝日で自然と目が覚めるなんてことはなく、7時頃に起きた。

夜のうちにかなり冷え込んだみたいだ霜柱ができててビックリ。

今日は北海道ツーリングの目標のひとつでもある、超ハードジョブを完遂しなくてはならない。

すなわち、

前回の記事でもちょっと触れた、北海道ツーリング最大の難所というか高所、

それは、、

大雪山旭岳!!


そうです!登山です登山!

北海道ツーリングなのに登山!

しかも、

大雪山旭岳といえば北海道最高峰でっす!!

いや〜朝から不安だ〜、、目覚めとともにソワソワ〜、。

とりあえず時間もないし、登山に備えて体力つけなきゃってことで、朝食はアルファ米とインスタントカレーでサクッと済ませる。


それにしても寒いな〜、、キャンプ場には朝靄がかかっていてちょっと幻想的な光景。

今日は丸一日ほぼ登山に時間を費やすため、ここ上富良野日の出公園オートキャンプを拠点として、テントも設営したまま最低限の荷物だけを持って出発〜!

上富良野町から、まずは国道237号富良野国道を北上して美瑛方面を目指す。

美瑛といえばアレですね、最近やたらフューチャーされてるアレですね!

やはりMac使い(マカー)としては見てみるしかないなってことで、やってきました!


青い池!!

時刻は8時30分過ぎ、朝早いにもかかわらず、昨日の羊蹄山ふきだし公園と同様、中国や韓国からのツアー観光客がたくさんいた。


青い池が人工池だっていう前情報はあったけど、たしかにこれはあまり風情がないかな〜。


Macのデスクトップ画像で有名になったのは雪景色で幻想的だからってのが大きいと思うんだけど、それ以外の季節にみても、なんだか青いな〜程度の溜め池でしかなかった。

青い池の横にはブロックむき出しの河川が流れてるし。

あ、あと駐車場は砂利道だからバイクだと気を使うかも。

俺も駐車場に突入してしまったことを後悔しながら慎重に駐車した。

一応きたからには写真をたっくさん撮って満足したから、本日のメインイベント会場である旭岳を目指して出発〜!


青い池から旭岳への玄関口でもある大雪山旭岳ロープウェイ乗り場へは、北美瑛のあたりで道道213号線にはいりひたすら東へ!

意気揚々と旭岳に向かう途中、美瑛の両脇が麦畑?の道路を走っていたらトンボの大群に突入して泣きそうになった。

というか、泣いた。

バイク、ヘルメットのシールド、ウェアにトンボがベチベチあたり、羽や粘液、本体がへばりつくやつ、、いま思い出しても吐き気しかない、。

許すまじき道道966号線、。

死にものぐるいでトンボゾーンを抜け、忠別湖とかいう大きな湖を過ぎたあたりで、前方に大雪山の雄大な景色が迫ってきた。


いまからこれに登るのか、、ロープウェイで中腹まで行けるにしても頂上まで登るのか、、まじか、。

と、不安8割・期待2割で、少しでも時間を稼ぐためにノンストップでロープウェイ乗り場を目指し、なんとか11時前には到着〜!

駐車場はかなり混雑していて、ちょっと遠くにある駐車場から十数分歩くことになった。

ロープウェイもなかなか混雑してたけど、大雪山の雄大な景色を眺めることができて良かった。



大雪山は北海道で一番標高が高い山だから、当然、一番気温が低くて降雪も早い。

ってことは日本で一番早く冬がやってくる。

ってことは日本で一番早く秋がやってくる。

ってことはつまり!(←くどい)日本で一番最初に紅葉が見える!!

ってことで、ちょうど俺が行った9月中旬がその時期だった。




ここで簡単に、大雪山旭岳について説明。


大雪山は北海道の最高峰である旭岳(2,291m)をはじめ、20連峰におよぶ標高2,000m級の山々の総称。

標高の高さに加えて北に位置するため、日本で一番最初に紅葉が訪れるほか、本州では3,000m級の山にしか咲かない高山植物が見られるらしい。

旭岳の姿見の池(標高1,600m・六合目)まで大雪山旭岳ロープウェイがあるため、実際に登山するのは標高差にして約700m、距離にして2.7km、約2時間のコース。

平均所要時間は往復で4〜5時間とのこと。



ロープウェイを降りると既に六合目。気温もかなり低い。硫黄の臭いも蔓延してた。



これが姿見の池。

整備された道を少し歩くと、登山道(というかガレキ道、、)に突入。




森林限界はとっくに超えているから、高山植物が咲いていることを除けばゴツゴツとした岩山って感じ。

登山道も大小の岩や石からなっているから歩きづらい。

なんせ北海道ツーリングできているもんだから、速乾性のあるシャツにゴアテックスのジャケットだけは普段使いを兼ねて持ってきていたけど、靴が普通のレザーブーツ。

登山靴みたく踝までカバーされていないから足元には気を使って登っていく。


登山道の脇には高山植物が咲いてるけど知識がない!なにこれ!!

朝方は曇り空だったけど、登り始めたら晴れてきた!


辺りは岩!石!岩!!


とにかくガスの噴出が多いから風向きによっては行手が霞んで見える。


こんな道をひたすら登っていく。

振り返ってみると、


あっという間に雲のなか!!

途中、ロープウェイ乗り場で緊急購入した青い池キャラメルで糖分補給。


ソーダ味で美味しかった。

ここからラストスパートで上着を脱ぎ、汗だくになりながら登っていく。




ついに九合目!あと山頂まで少し!


九合目を過ぎると急に道が緩やかになった。






雲海を抜けて辿り着いた先は、、




山頂ダー!イエーイ!ピースピース!!

ガスと雲が多くて見晴らしこそ良くなかったけど、一時的・部分的に晴れ渡るとこんな絶景が目の前に!!


雲の海!!


で、あっという間にこうなる、。





30分ぐらいかな、長めに休憩して呼吸を整えたら下山タイム!!

今日はまだやりたいことも残ってるから早めの下山を目指してテンポよく下っていく。


それにしても下りは景色がとても良かったー!



あっという間に六合目まで戻ってきた。






しっかしアレだ、背負っていたバッグが登山用のザックとかじゃなくてガチ系カメラバッグだったのと、機材フル装備だったせいで、とにかく荷物が重かった。

総重量15kgぐらい?しかも水分をあまり持っていけなくて750mlのボトル分のみ。

苦行だった、、本当に、。


レザーブーツも意味わからない汚れ方をしていた。

そんなこんなで、北海道ツーリングの最大の難所というか高所である大雪山旭岳を無事に登り終え、目標のひとつを成し遂げた自分へのご褒美タイムに突入。

まずは、美瑛ファームの絶品ソフトクリーム!!



疲れ果てた身体に最高の糖分補給だった、、というかこのソフトクリームが疲労感抜きにしても人生で一番美味しかった、、最高でしかなかった、。

閉店時間ギリギリだったのに店員さんも快く対応してくれた。


ここで事件というか、北海道ツーリング最大のピンチを迎えたんだけど、なんせガチ登山を終えたあとで疲れてたのか判断能力が鈍ってて、農場の駐車場が砂利なんだけど、何も考えずに、しかも傾斜があるところにバイクを停めてしまったのね。

VN2000の車重は370kgオーバー。

傾斜のある砂利にタイヤはのめり込み、身体は疲労困憊でバイクを操ることも困難。

途方に暮れていたら店員さんが様子を見にきてくれた。

事情を話すと、これは男手が必要と判断したのか、牧場の主っぽいオッチャンを呼んでくれて、3人がかりでバイクを押し、なんとか砂利道が抜け出すことができた。

本当に、、本当に感謝、。

一連の救出劇のあとに店員さんと牧場主のオッチャンと色々とお話したんだけど、本当にいいひとたちだった、、最高の出会いに感謝、。

次にまた北海道ツーリングすることがあったら必ず立ち寄ることを決め、キャンプ場を目指して出発〜!

帰り道の途中、行ってみたかったコーヒー屋さんはお休みだったー!残念!



まだまだ登山後のご褒美タイムは継続中で、夕飯の買い出しにキャンプ場の近くのスーパーへ!

旅先のスーパーってなんか楽しいよね。


定番のサッポロクラシックと一緒に買ったのは、上富良野牛の特上サーロイン!レジにて20%OFF!

肉を喰おう!北海道の和牛を喰い狂おうってことで!

白米は炊飯!ステーキをクレイジーソルトとブラックペッパーでシンプルかつ豪快に焼く!もうひとつのバラ肉はBBQソースで豪快に焼く!



超霜降り!


夕飯は、肉と米と酒!


もうね、、最高、、最乃高、。

この先いろんなものを食べたけど、いま思い出しても一番美味しかった。北海道ツーリングで一番美味しかった。一番美味しいソフトクリームと飯が第4日目に詰まってた。

北海道キャンプツーリングのはずが、この日は登山に終始。

と同時に、登山とツーリングは組み合わせちゃ行けないことを学んだ。特にVN2000のクッソ重い車重を、下山後のガックガクな脚では支えきれないなと。

そして、あくまでも最終目標は北海道一周だから明日からは距離を稼ぐぞ〜!

けど翌日の天気は道央が雨マーク。

なんだか嫌な予感を感じつつ(嘘。予感はなかったけど翌日が悲惨だっただけ。)この日は登山の疲れもあって即就寝〜。


北海道キャンプツーリング2014 第4日目

2014年9月15日(火曜)
上富良野日の出公園オートキャンプ→青い池→大雪山旭岳→美瑛ファーム→自家焙煎珈琲Gosh→上富良野日の出公園オートキャンプ
走行距離 152km 総走行距離 657km


おわり。

(関連記事)
Kawasaki VN2000で行く北海道キャンプツーリング2014(第0.1日目)
Kawasaki VN2000で行く北海道キャンプツーリング2014(第0.98日目)
Kawasaki VN2000で行く北海道キャンプツーリング2014(第0.99日目)
Kawasaki VN2000で行く北海道キャンプツーリング2014(第1日目)
Kawasaki VN2000で行く北海道キャンプツーリング2014(第2日目)
Kawasaki VN2000で行く北海道キャンプツーリング2014(第3日目)

2 件のコメント:

  1. 懐かしいな大雪山!
    俺は時間が無くてロープウェイだけで帰ってきた(泣)

    しかし、カメラ機材満載って(笑)
    体力あるな!(◎_◎;)

    大雪山周辺って、ここ日本か?って思うな、写真見てたらまた行きたくなった!
    いや行く(^_^)

    返信削除
    返信
    1. ロープウェイだけでも六合目まで行けるんで景色の移ろいでいって楽しいですよね。
      カメラ機材満載は出発直後に後悔しました、笑。
      大雪山系は雄大ですもんね〜!また登りたいです、今度は軽装で。

      削除